最近は生き方、働き方で「好きなことをする」という考え方が広まってきました。かくいう私も好きなことをして生きていきたいと改革中なんですが、
それでもどうしてもやめられないこと、避けて通れないことがあります。

私にとって避けられないことは義理の実家の家族行事に参加することです。
最初は、異文化ゆえに興味津々でしたが、何回もするうちにもう勘弁して~って感じです。そんなことじゃご先祖様に失礼だよ!と反省してみるものの、よくよく見渡すと韓国の女性たちみんな嫌がっているじゃないですか!!
今まで「したくないことはしない」と断捨離してきたんですが、ここに来て壁にぶつかりました。「したくないです。行きませ~ん。」とも言えず。
今回は完全な断捨離までできませんでしたが、どうしても避けられないことを気持ちを軽くして乗り越えた3つのステップをお伝えします。
タップできる目次
ステップ1:自分の意思を伝える

韓国に来てから痛感したんですが、日本は相手に対する配慮や気遣いがとてもある国で、本当にサービスがいいです。が、海外に出るとそれは普通ではありません。
韓国語教室に通っている時、日本からきたばかりの人が入り口のソファーに座っているので聞いてみると、来いといわれたと言ってもう2時間待ってるとのこと。そりゃ座ってるだけじゃ誰もわからないよ!と驚きつつ事務室に声をかけてあげました。
逆に韓国ではダメ元で言ってみるとやってくれることも多いです。病院で違う場所に案内されて待っていたことを伝えると、すぐ内線で一番最初にしてくれたり。ビザ更新に行ったのに肝心なパスポート忘れて、旦那もいるしお願いしてみたらやってくれたり。(ほんとはダメだと思うけど…汗)
ダメなこともあるかもしれませんが、とにかく口に出して言ってみることが大切だと海外に出てしみじみ思う次第。
そこで今回の件、「したくない」は自分の胸の内でモヤモヤ考えてないで、ひとまずパンダ夫に話しました。義理の家族に話すのはハードル高すぎなので、まずは自分のパートナーに自分の気持ちを伝えないと!
胸の内だけで思ってないで、口で発すると変化が起こる
パンダ夫も私の気持ちを知ってはいましたが、今回また話したことでちょっと深刻になり、少し態度の変化が見られました。
実際にお正月の準備している時も、大量の料理を作りつつ、男性陣に食事を出したり、食後はコーヒーを出したりしてたんですが、今回はなんと!パンダ夫がそれぞれの好みを聞いて、コーヒーやお茶を準備してくれました。
それだけでなく、義理のお母さんが「末っ子にコーヒーを入れてもらえる日がくるなんて思いもしなかった。嫁のおかげだ」なんて言うんです。男子厨房に入るべからずはどこにいったんだ・・・
あとはちょっとだけ皿洗いもしてくれて、ひとまずいい変化の兆しです。
ステップ2:内容をすり替える

今まで「お正月=料理を作らないと=大変だ/嫌だ」という公式でした。最近ストレスが減ったせいか、考え方に余裕を持てるようになりました。どうすればいいかというと、義理の実家に行って料理を作るのは作るんだけど、他の目的にすり替えちゃうんです。
例えば、義理の実家には大きいマッサージチェアがあるんです。タイ式、中国式、カスタムなどマッサージの種類を選べる上に、手や足、腰もエアマッサージが効いていてとても気持ちがいい。なので、義理の実家に行ってマッサージしてこよう!と思うんです。
あと、料理は大量に作るので余ります。それを家族分で分けるので、1~2日はおかず作らなくてもOK!
よって、義理の実家に行って料理を作らないと!じゃなくて、マッサージをしに行こう!とか、おかずをもらってこよう!と思うようにしました。
ステップ3:今に集中する

これが一番の核心で一番効きます。これができれば未来の不安もなくなるし、怖いものもなくなるはず!
その瞬間にできる心地よさを追求する
スピリチュアル系に関心がある方は「今を生きる」とか「過去や未来は現在にある」とか聞いたことがあるかもしれません。私も見よう見まねで、できるだけ「今」を心地よくすることから始めました。
とっても簡単です。今、トイレ行きたい→トイレへ行く。お茶飲みたい→飲む。寒い→ホッカイロを貼る。こんな感じです。意外とこれ、できるようでできてないんですよね。今、会議中だからトイレちょっと我慢とか、寒い~って言いつつそのままだったりしません?
最近は「どうしたら心地よくなるか、私はどうしたいか」考えるようになりました。特に生理的欲求は大切です。
さて、義理の実家に話を戻しましょう。女性陣が集まって料理を作る時は、人も多いし、場所が足りなくて、床にまでホットプレートを置いて焼いたりするんですが、ずっと座っていると腰やお尻が痛くなります。
末っ子の嫁の私は女性陣の中でも一番の下っ端で(ハハハ)、いつも義理のお母さんやお姉さんたちに従って同じようにしていましたが、この腰痛いのはいかんともしがたいので、義理のお兄さんに「座布団みたいなのないですかね?」ってお願いすると家中探して持ってきてくれました。
たぶん油が飛ぶとか、立ったり座ったりするからとか、めんどくさくて?今まで使わなかったかもしれないですが、人数分持ってきてもらったので、実際に使ってみると義理のお母さんもご満悦。どうせやるなら快適にするのが一番ですよね。
その瞬間に集中する
核心の核心です。今していることに集中していれば、実は悩みについて考えることもないのです。
私の主な担当料理はジョンといわれるもので、チヂミを焼いたり、白身魚、野菜、肉団子などを小麦粉、卵につけて焼いていきます。(ただ焼くだけなので、簡単w)
いつもは時計を見つつ、「あ~まだ〇時か~」とか思っていましたが、今回はいかにうまく焼くか、チヂミだったらいかに丸く形よくできるか、白身魚だったら卵の色がきれいに出るように、いかに焦げないようにできるかとか集中して焼いて・・・焼いて・・・焼き続けた結果、全部終わって時計を見たらあっという間に6時間経過!!
ここでよそ見ばかりして、他の人がしてる仕事と比較したり、だれがまだ来てないとか、ゴロゴロしてるパンダ夫を見たりしてたらムカッとして、次から次へと不平不満がでてくるでしょう。
その瞬間に集中すれば、例え今している仕事が面白くない内容だったとしても、書類を見やすくするとか、ここをこうしたらいいんじゃないかというアイデアが湧いてきて、楽しくなってくるんじゃないでしょうか。
事前に「嫌なこと」を考えない
私もそうだったんですが、その日が来る前から「あと1週間だ~」「あと3日だ~」とか前から気が重くなっていませんか?
そのことはその時に考えましょう。
そもそも、いつもその瞬間に集中していればそんなこと考えなくてもいいんですが、まあそうもいかないのも人間の性です。その時は、また今に集中しなおしましょう。
以上、私の経験談をお話してきましたが、何か参考になれば嬉しいです。実は旧正月終わったばかりなのに、また今週、先祖の命日で料理を作らないといけません。ホホホ。
またマッサージしに行ってきます~!