
韓国に住んでいると、クッションファンデだらけでどれがいいのか本当に迷います。
それでもよく目に入るのはCLIO(クリオ)!
アラフォーとしては、クリオはちょっと若い人向けかなと思っていたんですが…、
いやいやその人気や年々拡大し、今や日本にまで広がっているじゃないですか!
それだけ人気があるなら一度は使ってみないと!
ということで、初めてクリオのクッションファンデを使ってみた正直なレビューです。
夏ぐらいから約半年間、手持ちのDr.Jart+(ドクタージャルト) とIOPE(アイオペ)のクッションファンデと比較して使ってみました。

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CLIO クッションファンデといえば
クリオのクッションファンデと言えば、
『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』
いろんな種類があるんですが、これが基本の定番です。
人気の理由は、すごいカバー力!
しかも紫外線遮断・美白・しわ改善と3重の機能性化粧品だなんて。
韓国でコスメを買うなら外せないチェーン店「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」が年末恒例でアワードを発表しているんですが、

1位『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』
3位『CLIO キルカバー グロウ(光彩) クッション』
(2020年12月発表)
1年間の顧客販売データを基に決定されているオリーブヤングアワードですが、さかのぼれる範囲で2015年からこの『CLIO キルカバー クッション』ラインは常連。
もうどれだけ売れてるんでしょう!?
クリオのクッションは初めてなので、迷わず一番人気の『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』を購入しました。
CLIO キルカバー ファンウェアクッションXPの長所
私が手持ちのクッションファンデと比較して感じた長所3点です。
簡単に他のクッションを紹介すると、

- 左が『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』
- 中が『Dr.Jart+ ダーメイクアップ フィット クッション』
- 右が『IOPE エアクッション インテンスカバー』
Dr.Jart+(ドクタージャルト)のクッションは韓国最強のコスメ情報番組『Get it Beauty』で皮脂コントロールで1位だった製品。
>>Dr.Jart+(ドクタージャルト) クッションファンデのレビュー:長所と短所
IOPE(アイオペ)のクッションは前のなんですが、IOPEがクッションファンデの元祖なので、クッションを初めて使ってから数年間ずっとIOPEでした。
では、参考に比較したクッションの紹介を終えたところで、さっそく長所です!
カバー力がすごい
もうクリオのカバー力は群を抜いています!
何と言ったらいいか…、初めてつけて広げた瞬間に「うわっ」ってなるくらいびっくりしました。
消しゴムのようにいろいろ消し去って、真っ白にしてくれる感じ。(白じゃないですが)
韓国では文化的に男女ともに顔のほくろを取るんです。
日本人は気にしませんが、韓国では顔にほくろなどついていない方がいいそうで、男性でも皮膚科へ行ってレーザー治療する人がけっこう多いです。(最近はポイントとなるいいほくろだけ残す芸能人もいます)
私も知り合いのおじさんに、ほくろを取れと言われたこともあります。
そんな文化なせいか、昔から陶器のような肌を求められた韓国女性のためのクッションファンデだなあとしみじみ実感。
さすがにほくろまでは隠れませんが、シミやそばかす、頬の赤みなどはサッと消えてしまいます!(あ、韓国の人はほくろないからいいのか!)
クッションを使う時は毛穴が目立ってしまいがちなので、いつもプライマーを事前にぬっていたんですが、クリオのクッションはプライマーをしなくても不思議と気にならないです。
しかも長時間くずれません。
広告では48時間持続と書かれていますが、そんなつけっぱなしの人はいないよ!とツッコミつつ、持続力がある方がありがたいですよね。
私の場合は時間がたつとTゾーンがテカってくるんですが、かなりもつとはいえ、このクッションでもそれは避けられず…
でも、そのテカリをティッシュなどで押さえてしまえば、大丈夫。まだいけます。
時間がない時はティッシュで押さえるだけ、余裕があれば、パウダーをプラス。
ちなみに私が思う各クッションの特長を一つだけあげるとこんな感じ。
- CLIO:カバー力
- Dr.Jart+:トラブル鎮静
- IOPE:スタンダード
少量でも薄く広げられる
これは次にあげる「パフの大きさ」にも関わるかもしれませんが、
これだけのカバー力がありながら、少量でよく広がります。
1回パフにつけて顔の右側、もう1回パフにつけて左側。おわり。
だいたいどのクッションも少量を使うように奨励されていますが、カバー力の問題なのか、結局何度もつけてしまうことはよくあります。
クリオの場合は、他のクッションに比べて広げやすく、少量で密着フィットする感じです。
パフが大きくてつけやすい

単純に大きさを比べてもクリオのパフが一番大きいです。(ケースはほぼ同じ)
クッションファンデの元祖アイオペの形がスタンダードで、今まで他のブランドもこのサイズ、質感のものが多かったです。
ドクタージャルトは先端が少し尖った「しずく型」になっていて、目の際や鼻回りもつけやすく弾力があり、これはこれで感動しました。
クリオは大きいだけでなく、パフがベルベットのような質感で気持ちよく、やや薄めで折りやすいので、目や鼻の際などもつけやすいです。
専門的なことはわかりませんが、薄く広くひろげられる秘密がここにもあるのかもしれません。
CLIO キルカバー ファンウェアクッションXPの短所
私が実際に使用して感じた短所です。
ナチュラルメイクが好きな人は要注意
これは長所にあげた「カバー力がすごい」のと紙一重なんですが…、
初めてつけて「うわっ」ってなったというのは、カバー力がすごいだけじゃなく、実は自分の顔を見て真っ白な”おてもやん”みたいだったからです!
思わず笑ってしまいました。
顔がのっぺりと均一な色になっている…おてもやん?能面?
この後、ばっちりフルメイクをする場合はいいけど、あまり色味がないと”おてもやん”、いやいや”化粧途中の人”になってしまうかも。
韓国女子の口紅はけっこう色味が強いんですよね。だから肌がのっぺりしててもメリハリがつく。
しかもここ数年はチークはもちろん、特にシェーディングがめちゃくちゃ売れてるんです。
顔を均一に整えた後、色味や陰影を足すからちょうどいい。
ナチュラルメイクってなかなか難しいと思うんですが、ヌードカラーを使っていてもアイシャドウやチークなど、色味や陰影があるなら問題なし。
ただシンプルにベースを整えて口紅ぬっておわり!だと、おてもやん決定です。
しかも口紅がベージュ系だったら、化粧途中の人になりかねません。
なので、私の場合は比較的しっかりメイクをするときにクリオを使っています。
シェーディングまで使わなくても、アイメイク、口紅、チークぐらいあれば大丈夫です。
ドクタージャルトやアイオペはそこまでのっぺりした感じはなく、ナチュラルな仕上がりなので、シンプルにメイクしたい時でもそんなに違和感はないです。

特にドクタージャルトは中央にピンク色のカラミンパウダーが配合されていて、ただ単色をつけるよりも自然で透明感がアップ。
- CLIO:肌のノイズを消し去って完全カバーしてる感じ
- Dr.Jart+:透明感のあるナチュラルな感じ
- IOPE:スタンダードなナチュラルな感じ
逆にクリオはこれだけ少量で広げたのに、こんなにカバー力があるのに驚かざるを得ません。
ナチュラルな仕上がりは時間と共に崩れやすいこともあり、これも好みが分かれるところですね。
色を選ぶのが難しい
いつも私が使っているのは「21号」
クリオはお店の人に聞いて、21号に該当するイエローベージュの「リネン」を購入。

出典:CLIO公式楽天市場店
でも…、
同じ21号といえどもクリオの場合はやや白浮き気味で首の色と違く見える…
これもカバー力がゆえに、他社製品に比べやや白っぽく感じるのかもしれません。
時間がたつと馴染むのでそこまで気にならなくなりますが、つけたばかりは気になる人もいるはず。
気になる場合は、
- 1段階暗い色にする
- シェーディングでなじませる
暗い色にする場合は、肌に合っていればいいですが、印象まで変わってしまうため注意が必要です。
一方、シェーディングは小顔効果もあるし、だからみんな使っているのかも!?とちょっと気づきました。
私がよくいくオリーブヤングでは、クリオのすぐ下に国民シェーディングが置かれていますが、偶然じゃないのかも?

ちなみに”OLIVE YOUNG AWARDS 2020″のカラーメイクアップ部門の第1位がこのシェーディング。
2位と3位のクリオと3CEのアイパレットより、シェーディングが1位ってびっくりじゃないですか!?
CLIO クッションファンデの種類
クリオのクッションが初めてなら、まずは定番をおすすめしますが、
他の種類もカバー力を保ちつつ、仕上がり感や機能がプラスされているので、求めているものがはっきりしていたら目的に合わせて買うのがいいですね。

出典:클럽클리오
今までのレビューは『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』についてです。
種類によってパフの形状やファンデーションのテクスチャーが違うので、詳しくは各製品ページで確認してくださいね。
CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP
誰にもおすすめできる定番。安定のカバー力でベルベットなマットな仕上がり
CLIO キルカバー コンシール クッション
カバー力を最重視する方へ。コンシーラーのカバー力+ティーツリー成分で鎮静効果
CLIO キルカバー アンプル クッション
保湿力が欲しい方へ。アンプルの栄養成分とパールの光屈折でグローな仕上がり
CLIO キルカバー グロウ(光彩) クッション
光ツヤが欲しい方へ。ヒアルロン酸と7つの宝石成分、水分と光彩でよりグローな仕上がり
CLIO キルカバー ピンク グロウ クリーム クッション
カバー力、トーンアップ+ハイライト効果が欲しい方へ。しっとりグローな仕上がり
CLIO キルカバー フィクサー クッション
メイクを固定させたい方へ。マスクをしても崩れないよう、付かないように開発された新製品
CLIO キルカバー シカ セラム クッション
肌を鎮静させたい方へ。シカとヒアルロン酸成分でしっとり水分カバーする新製品
最後に:CLIOのクッションは季節で使い分けがおすすめ
クリオのクッション、いかがでしたか?
私は定番の『CLIO キルカバー ファンウェア クッションXP』を使ってみて、夏と冬とちょっと感じ方が違いました。
夏は気にならなかったんですが、冬は空気が乾燥するせいか、サラっとした感じがかなりマットな気がして、もう少し水分・ツヤ感が欲しくなりました。(アンプルかグローがいいかも)
逆にテカりやすい夏に私にはグローはちょっと難しいかもしれず…
ぜひ、肌質や季節によって使い分けてみてくださいね!