ソン・ジュンギとチャン・ドンゴンの復帰作で、制作費540億ウォン(約47億円)!
監督も脚本もヒット作のある実力派で、放送前から超~話題になった『アスダル年代記』
私もかなり期待して見たんですが、実は1話から内容についていけなかったんです…ㅠㅠ
誰が誰だか全然わかんないよ~~
『アスダル年代記』は韓国初の古代を舞台にしたエピック・ファンタジーなので、1話で数え切れない登場人物と部族、初めて聞く名前のオンパレードでかなり混乱…。
しかも最初から架空の言語が使われていて、字幕を読む目も聴く耳も大忙し。
はあ~難しかった…
1話では話を理解しようとするのに忙しくて、正直おもしろいのかよくわかりませんでした。
2話でソン・ジュンギが登場して終盤、やっとおもしろくなってきました。
実は韓国での視聴率は5.8~7.7%と期待以下で、私のように最初ついていけなかった人もけっこういたんじゃないかと思います。
途中から見たら余計にわからないし。
でも!!!
シーズン1の最後まで見ましたが、けっこうおもしろいんです!
この記事では、これから『アスダル年代記』を見る方が、ドラマを楽しむために最低限知っておいたほうがいい予備知識をお伝えします。
初回の展開が早いため、登場人物や部族、おおまかな関係などを把握しておくと、最初からもっと楽しめます。
『アスダル年代記』の世界
まだ国も王もいない、はるかはるか昔。
古代の母なる大地、「アス」で繰り広げられる物語。
そこには「人間」と「人間でない者」、「まだ知られていない者」がいた。
人間の3部族
「アス」の中心都市「アスダル」には、人間の3つの部族が住んでいました。
セニョク族
役割:軍事を司る
人口も一番多く、軍隊を率いて力で制圧するセニョク族。部族長でもあるサンウンが、アスダルの部族連盟長でもある。
アスダルの支配者:タゴン
- アスダルの連盟長サンウンの長男
- 天才的な戦略家
- 文武を兼ね備えた軍検部の部長であり、部隊の首長
ヘ族
役割:青銅を作る技術を持つ
ヘ族は海を渡って移住してきたアスダルでは新しい部族。優れた技術力を武器にしてアスダルで生き残るために絶えず努力した。
欲望の政治家:テアラ
- ヘ族の部族長ミホルの娘
- 科学者であり、戦士、欲望の政治家
- 彼女にとって最も重要なことは、誰が強者であるかの判断である
フィンサン族
役割:祭事を司る
アスダルの8つの神をすべて祀る大神殿を主管し、神の言葉を伝える大祭官であり部族長のアサロンは、アスダルの一番の権力者である。
ウンソン(ソン・ジュンギ)の母:アサホン
- アサ家の一員
- ノェアンタルの言葉ができるので、通訳、交渉役
人間の特徴
- ”夢に会う”ことができない(寝て見る夢は人間には見れないとされた)
- 人間の話すアスダルの言語=韓国語
人間でない種族
ノェアンタル
「月の平原」がある「アトゥラド」で主に狩猟をしている。人間とは比べものにならない身体能力があるため、人間から恐れられている。
ウンソン(ソン・ジュンギ)の父:ラガズ
- 偉大な狩人
- 大戦争で生き残る
ノェアンタルの特徴
- 青い唇に青い血、獣のような身体能力、感覚を持つ
- ”夢に会う”ことができる
- ノェアンタル独自の言語を使う
人間とノェアンタルの混血
イグト
人間がノェアンタルを恐れ、敵対しているので「イグト」は希少。ノェアンタル同様、人間とは違う身体能力を持っているため、やはり恐れられる存在。
アスダルの異邦人:ウンソム
- 人間であるアサホンとノェアンタルのラガズの息子
- 災いの星と予言された青い客星が現れた日に生まれた
- 幼い頃に両親を亡くし、ワハン族(後述)に育てられる
- すごい力と速さで狩猟に優れている
- 一度見た動作はどれだけ複雑でもすぐ覚える
イグトの特徴
- 紫の唇に紫の血、ノェアンタルまでではないが優れた身体能力、感覚を持つ
- ”夢に会う”ことができる
存在を知られていなかった部族
アスダルとは「大黒壁(絶壁)」と「涙の海」で隔てられたイアルクの地に住んでいる人間。アスダルと同じ言語を使う。
ワハン族
ワハン族の「氏族の母」は巫女(シャーマン)であり、代々「精霊の踊り」を引き継いでいる。本来、人間は”夢に会う”ことができないが、絶え間なく修練した巫女は”夢に会う”ことができた。
予言の子:タニャ
- ワハン族の氏族長の娘であり、氏族の母の後継者
- ウンソムと同じ青い客星が現れた日に生まれた予言の子
- 母親はタニャを産んで亡くなった
- 弓矢がなくても石とひもで獲物を命中させる名人
- まだ”夢に会う”ことができず、「精霊の踊り」も覚えられない
登場人物多いよね…
『アスダル年代記』物語のはじまり
顔を合わせることがなかった人間とノェアンタルの交渉が全ての始まりだった。
人間は豊かさ(栽培と農耕)のために「月の平原」を持つノェアンタルに一緒にしないかと提案、
人間の知恵と文明、ノェアンタルの力と肥沃な大地を合わせれば、想像できないほどの豊かさを手に入れることができると。
国をつくって、全ての生きているものを支配し、その上に立とうと言う。
が、ノェアンタルは拒否。
人間は「月の平原」が必要だが、ノェアンタルは何も必要ではないと。
この交渉の決裂は戦争を意味していた…
さあ始まるよ!
最後に:『アスダル年代記』の感想は
第1話を見て、すぐに『ゲーム・オブ・スローンズ』に似てると思ったんですが、どうやら私だけではないようです。
まあ、似てようが、似てまいが、けっこうおもしろいので、ぜひ予備知識を得て楽しんでくださいね!
『アスダル年代記』はNetflixで見れるよ~