えっー、ここで終わっちゃうの！？？
もっと見たかったー！
それに、まだあっちもこっちも、どうなるかわからないじゃん！
と、これがシーズン1を見終わった正直な感想で、シーズン2までかなり待ちました…（追記：シーズン２もよかったです！）
パンダ夫人韓国ではNetflixで連日１位だったよ
韓国でこれだけ話題になったのは、人気俳優が複数出演しているのに加え、音楽もよく、今までの病院ドラマとはちょっと毛色が違うからです。
また、ドラマティックな大きな流れがあるわけではないんですが、小さな話がたくさん積み重なっていく感じなので、忙しくても細切れに見続けやすいのがいいんです。
この記事はこれからドラマを見る方へ、まだまだある『賢い医師生活』の魅力をダイジェストでお伝えしますね！
パンダ夫人ドラマの曲を聞くと思わず微笑んじゃうよ
『賢い医師生活』あらすじと作品情報
| 放送局 / 放送日 | tvN / 2020.03.12 ~ 2020.05.28 |
|---|---|
| 最高視聴率 | 14.1% |
| 話数 / 年齢制限 | 12話 / 13+ |
| 原題 | 슬기로운 의사생활（賢い医師生活） |
| 脚本 | イ・ウジョン |
| 監督 | シン・ウォンホ |
| キャスト | チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド |
| 簡単なあらすじ | 誰かが生まれ、誰かが人生を終える、人生の縮小版とも呼ばれる病院で、平凡なようで特別な毎日を生きていく人々と、目を見るだけで何を考えているかわかる20年来の友人たちの話。 1999年に医大に入学して知り合い、医師になった5人は、今40歳になり、仕事に追われる忙しい毎日を過ごしていたが、あることをきっかけにバンドを再結成することになった… |
パンダ夫人では、さっそく感想だよ！
『賢い医師生活』感想：ネタバレなし
このドラマを見て、いや～仲間っていいな、同僚って、家族って、人間っていいなって、癒されました～。
辛いこと、大変なことがあっても、そこには見えないところで誰かが配慮してくれていたり、悲しみにはそっと寄り添ってくれたり、ちょっとした優しさや温かさが心に染みてくるんです。
毎回のように思わず涙が出てしまうシーンもあるんですが、
過度に盛り上げるような演出ではなく、淡々と静かに話が移り変わっていくので、泣いたり、笑ったり、歌ったり、適度にバランスがとれていて心地いいんです。
パンダ夫人なんだか肩の力が抜けてる感じ？
「最善を尽くします」
この医者の言葉に含まれる多くの思い、患者やその家族とのやり取りや、葛藤など、主人公５人を通して実物大の医者の生活を見せてくれます。
セリフは医療関係の専門用語が多いですが、それはほとんど気になりません。
ガウンを脱いだら医者も普通の人と同じで、恋に悩めば、ヤケ酒も飲み、サムギョプサルが好きで、空いた時間にバンドを楽しむ。
医者や病院で働く人たちの仕事がどれだけ過酷で大変か、毎日生死を目の当たりにしてストレスがないはずがありません。
でもそれをしても余りある”やりがい”や、「心臓がこんなに力強く動いてる」とか医者にしかわからない感動もちょっとだけ知れた気がします。
手術続きの忙しい医者たちがバンドでリフレッシュするように、見ているこっちもドラマを優しく包んでくれる音楽に癒されました～。
心温まる良質なヒューマンドラマです。
パンダ夫人次は見どころだよ～
見どころ解説
平凡なようで特別な毎日と人間模様
主人公は大学の頃からの医者仲間５人ですが、彼らを取り巻く人たち、医者やインターン、看護士、患者、またその家族や同僚たちまで含め、本当に多くの人たちが登場します。
それぞれに悩みもあれば、喜びもあり、いろんな事情がある。
それをフラッシュバックを差し込みつつ、一人一人にスポットを当てて見せてくれるんですが、その視線がなんとも優しいんです。
このドラマのテーマ曲ともいえる『風が吹きますね (The wind is blowing)』の歌詞にこうあります。
生きるということは神秘な祝福
明らかな理由がある
世の中に必要ない人はいない みんな
心を開いて
そして見つめ合って
初めて生まれたこの星で
生きている私たち 手を握ろう
出典：바람이 부네요 作詞：임인건 （和訳はパンダ夫人）
本当に多くの人が登場しますが、この歌詞のように丁寧にそして温かく描かれています。
イ・ソラさん（韓国では歌手たちも尊敬するバラードの名手）の繊細で温かい声とこの歌詞が、このドラマを体現しているようですね。
パンダ夫人聞いてるだけで癒される～
シリーズの出演者を探せ
実は同じシリーズである『刑務所のルールブック（原題：賢い監房生活）』に出演していた人たちが、いろんな所でちょこちょこ登場します。
もちろん最初からしっかりキャスティングされている俳優さんもいますが、前回の役を知っていると「今回は笑える役でよかったね～」とか、「あらら、相変わらずだね…」なんて、見た人にはたまらないおもしろさです！
『刑務所のルールブック』のテーマソングも効果的に挿入されていたりして、ストーリーとはまた別の楽しみがありますよ。
またシン・ウォンホ監督はこの「賢い生活シリーズ」だけでなく、「応答せよシリーズ」である『応答せよ 1997』『応答せよ 1994』『応答せよ 1988』 も演出していて、
「応答せよシリーズ」もやっぱりいろんな人たちが登場する群像劇なんですが、こちらの登場人物もシリーズ内はもちろん、「賢い生活シリーズ」にもちょこちょこ登場します。
どちらのシリーズも通して見ている人はおもしろさが倍増です！！
パンダ夫人何人見つかるかな？
ストーリーとリンクする昔の名曲
主人公が医大生だった頃、2000年前後に韓国で流行った曲ですが、韓国人だったら誰でも知っている名曲ばかりです。
それを主人公たちがバンドで演奏、また別の歌手がリバイバルしてBGMとなっています。
毎日生きていく中で、病院で起こるいろいろな出来事を、悲しみも喜びも主人公たちの青春時代の名曲が優しく包んでくれます。
パンダ夫人「応答せよシリーズ」もそうだけど、こういう演出が本当にうまいなあ
特に主人公演じる俳優たちがみんなで楽しそうに歌ってるのを見ると、こっちまで気分よくなってきます。
ミドとパラソル（主人公たち５人）『君に私は、私に君は (Me to you, You to Me)』↓
今やすっかりドラマや映画でよく見るチョ・ジョンソクさんですが、元々はミュージカル俳優だったんですね。どおりで歌がとても上手なわけです！
チョ・ジョンソク『アロハ (Aloha)』↓
また、ドラマでは音痴だったソンファ先生（チョン・ミド）ですが、今までミュージカルで活躍していたので、実際にはすごい実力の持ち主！
チョン・ミド『愛することになると思った (I Knew I Love)』↓
パンダ夫人恋愛のシーンでよく流れるよ～せつない
その他にもRed Velvet ジョイ『良い人がいれば紹介させて (Introduce me a good person)』、MAMAMOO フィイン『私の涙を集めて (With My Tears)』など多くのアーティストが参加して、一時期は人気チャートの上位を占めて話題になりました。
パンダ夫人YouTubeも1,000万回以上視聴されてるもんね～
気になる恋の行方
ドラマの中盤～後半は、あちこちで恋の話が出てきます。
それぞれの思いがあって、友達同士、先輩後輩など、息詰まるぎこちない空気や、緊張して震える感じが演技でとても伝わってきて、あっちもこっちもどうなるか見物です。
考えてみれば、主人公５人誰もが恋愛に絡んでますね。
うまくいく恋もあれば、まだどうなるのかわからない恋もあって…、
それはシーズン２のお楽しみですね。
パンダ夫人ここの恋が一番気になる～！！！
最後に：『賢い医師生活』シーズン３は？
『賢い医師生活』の見どころをお伝えしてきましたが、どうでしたか？
シン監督はインタビューでシーズン３や今後のことについて、「続けていくかの決定は簡単ではない」と言っています。
シーズン３は全く可能性がないわけじゃないけど、続けるかどうかはまだ白紙みたいですね。
そのインタビューの監督のコメントにとても共感したんですが、
「実はコン・ユのような鬼もいないし、パク・ボゴムのような彼氏もいない。どうせすべてのドラマがファンタジーなら、それでも“良い人々”の世の中は、より現実に近いファンタジーではないかと思う。一定の設定では一抹の話題性も得られない時代なので、ドラマはますます厳しくなっている。ショッキングや残忍、物凄い話が多い中、このような善良なファンタジーが1つくらいあっても良いのではないかと思った」
出典：監督自ら語る『賢い医師生活』、「優しいファンタジーが1つくらいあっても…」
善良なファンタジー。
そうですよね。「あんな先生がいたらいいな」「あんな病院があったらいいな」と思ったのは私だけではないはず。
刺激的なドラマが話題になることが多い中、今は逆にこうした心癒されるドラマが貴重なのかもしれません。
どちらにしてもゆる～くマイペースで見られるドラマなので、ぜひ『賢い医師生活』一度見てみてくださいね。
あなたの心もきっと温かくなりますよ！
パンダ夫人コロナの時期だからこそ、病院で働く人の生活に思いをはせちゃうよ～
