韓国で公開されてすぐ、パク・ソジュンの映画『ディヴァイン・フューリー/使者』を見てきました!
公開後、次々に出てくる舞台挨拶の写真や、仲良しのBTSのVも応援に駆けつけたなんてニュースを見ればファンはたまりません。
それにアカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』にパク・ソジュンが特別出演したように、今度はチェ・ウシクが『ディヴァイン・フューリー/使者』に特別出演していますね。
고생했다~ 우가우가들 #영화사자빠이팅😎🤓👍🏻 pic.twitter.com/xXguKpxXkU
— 방탄소년단 (@BTS_twt) July 31, 2019
でも心配な点がひとつ。
今回の映画はオカルトホラー系なので、怖い映画が苦手な私が見られるかどうか…
結論から言えば、ホラーが苦手な私でも大丈夫でした!!!
最初はパク・ソジュンがオカルト?ホラー?ってびっくりしたんですが、その中身はどうだったのか、正直な感想と鑑賞ポイントをお伝えします!
『ディヴァイン・フューリー/使者』あらすじ
子供の頃に父を失った後、必死の祈りが届かなかったことから神を信じず、不信だけが残った格闘技チャンピオン、ヨンフ(パク・ソジュン)。
ある日、原因不明の深い傷が手のひらにでき、助けを求めて向かった先で、バチカンから来た悪魔祓いの司祭アン神父(アン・ソンギ)に出会い、自分の傷ついた手に特別な力があることを悟るようになるヨンフ。
これによって世界を混乱に陥れる悪の存在を知り、悪を広める黒い司教ジシン(ウ・ドファン)を探しに出たアン神父について行くことになり…
悪の側に立つのか…
悪に立ち向かうか…
韓国の予告編の方がもっと怖くて、かなりビビってた私
監督・脚本は『ミッドナイト・ランナー(2017)』でもパク・ソジュンとタッグを組んだキム・ジュファン監督。
『ディヴァイン・フューリー/使者』感想:ネタバレなし
見終わった正直な感想は...、まずは「そんなに怖くなかった!」(よかった…)
オカルト要素はたくさんあるものの、アクション映画と言った方がいいかもしれないです。
パク・ソジュン好きには彼の魅力がたくさん見られるのはまちがいなく、他の俳優陣もオカルト系にしてはとても豪華で魅力的。
でもストーリーのひねりがなく、先がわかってしまう展開で、映画としてのおもしろさや満足感があまりなく、ちょっと残念でした。
- パク・ソジュンはもちろん、他の俳優陣の魅力がたくさん見られる(特にウ・ドファンの新しい発見!)
- オカルトアクション映画とも言うべき新しい試み
- オカルトホラー系が好き、または多くのおもしろい映画を見てきて、それを期待している人にとっては物足りない
パク・ソジュンや他の俳優もよかったんだけど、もっとストーリーにひねりが欲しかったな…
韓国での評価
観客数:161万人
評価(10点満点):7.88点
観客・ネチズン(ネット市民)の評価は10点満点で、だいたい平均7~8点ぐらいですが、高い点数の人と低い点数の人と極端に別れています。(10~9点、2~1点が多い)
また特筆すべきは、記者・評論家の評価が4.78点と低いこと。
好評 | ・パク・ソジュンを見ているうちに時間になってしまった ・パク・ソジュンがすごいかっこいいし、アン・ソンギの演技力!、ウ・ドファンもかっこいいし、久しぶりにいい映画を見た感じ ・完全に新しいオカルト!格闘技選手の悪魔祓いという設定自体がうまくいってる ・最初から最後までずっと緊張感があって、多少幼稚なところもあったけど、俳優の演技力でカバーされてる ・ひそかに心配してた映画だけど、よくできてたけど? ・パク・ソジュンとアン・ソンギのケミ(相性)がとてもいい |
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不評 | ・すごい微妙…演技もいいし、CGみたいな映像も満足したけど、内容が… ・パク・ソジュンによる、パク・ソジュンのための、パク・ソジュンファンのためのファンサービス映画 ・CGさえ現実的じゃなく、恐怖感がない。アン・ソンギのコミカルなセリフとパク・ソジュンの顔以外はまったく魅力がない ・いい素材をもってこれだけしかできないのか? ・正直、全然おもしろくないし、CGも変 |
記者・評論家のコメント抜粋↓↓↓
アクションとヒーローをかけ合わせたオカルトジャンルの試みは新鮮である。意図は悪くないが、結果は各要素の長所を削ってしまった…面白い要素が結構多いのに、うまく活用できていなくて惜しい野心作。
それでも慰められるのは緊張とユーモアの瞬間を自由に行き来して、過不足なく話の安定感を維持するアン・ソンギの演技だ。
映画の出来栄えとは別にパク・ソジュン、チェ・ウシク、ウ・ドファンを見ると、韓国映画俳優の世代交代を実感する。
『ディヴァイン・フューリー/使者』鑑賞ポイント
辛口な批評もありましたが、この映画で楽しめる鑑賞ポイントをお伝えします。ネタバレはありません。
パク・ソジュンの魅力
パク・ソジュンのファンでなくても、まずは彼の鍛えられた体に目を奪われることまちがいなし!
今まで映画『ミッドナイト・ランナー』、ドラマ『花郎』や特に『サム、マイウェイ』でも体をしっかり作ってきたので、見慣れた感はありますが、でもまたさらに大きくしっかりした感じです。
そこへ真面目で一本気な性格、不器用で無愛想っていうのが彼らしく、黒い革ジャンや司祭服、黒いバイクや高級車などかっこよくはまってます。
戦ったり、苦悩したりする姿が多いですが、ふふっと笑わせてくれたりして、超ベテラン俳優のアン・ソンギとのやりとりもおもしろく、癒されます。
パク・ソジュンのファンなら見どころ満載だよ!
豪華な俳優陣
オカルトジャンルにしては本当に豪華な俳優陣がでていました。ここに紹介していない人でもドラマなどでよく見る演技派の俳優もいましたね。
アン・ソンギ
国民俳優といわれる超ベテラン。
アン・ソンギの存在感が重心をとってくれてるような感じで、暖かい空気と、さりげない笑いでパク・ソジュンともいいコンビでした。
ウ・ドファン
この映画で初めて知りましたが、これを見てウ・ドファンにはまった人も多いかも?
顔そのものに存在感があって、声がいいというコメントもちらほら見かけました。これからもっと人気が出そうです。
【追記】2019年ドラマ『私の国』主演、そして2020年ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』でも出演中。予想どおり活躍していますね!
チェ・ウシク
特別出演にしてはけっこうな分量で登場。彼らしい演技でとても親近感のある人物。映画の最後にサプライズがあります!(見てのお楽しみ~)
他にもパク・ソジュンの父親役のイ・スンジュンや、出前の配達をしたパク・ジンジュも特別出演でした。
また、個人的にはパク・ソジュンが子どもの頃出会った神父役、シム・ヒソップも見れてよかったです。
出演している俳優は本当によかったよ!
怖くないオカルトアクション映画
オカルト・ホラーが好きな人には物足りないと思いますが、私のように怖い映画が苦手な人にとってはちょうどいい映画です。
もちろん、オカルトっぽいグロテスクな場面だったり、怖い雰囲気のシーンもありましたが、何というかそんなにドキドキしないで、心の準備ができる余裕があります。
パク・ソジュンが圧倒的に強いので、真剣なシーンにもかかわらずクスっと笑ってしまうほど。見ててスッキリします。
また、アン・ソンギの暖かみがある演技、笑いがホッとさせてくれるのもこの映画のいいところです。
オカルト映画としてはよくないかもしれないけどね…
最後に:やっぱりパク・ソジュンの映画
私にしたら久々に見たオカルト系の映画でしたが、ふと考えてもオカルトの映画というより、やっぱりパク・ソジュンの映画でしたね。
評価はいろいろありましたが、オカルトとアクションというあたらしい試み、パク・ソジュンが気になる方はぜひ見てみてくださいね!
この映画の次の展開が気になる…