『ソウルの春』なぜ韓国で熱狂したのか? 日本公開 8/23

『ソウルの春』感想&解説:なぜ韓国でこんなに熱狂したのか?わかって見ると心臓バクバク!!

『ソウルの春』poster
出典:영화 서울의 봄 포토

韓国でコロナ以降、単独で1,000万人突破した初の映画が『ソウルの春』。

最終的には観客1,312万人、歴代6位まで昇りつめ、人口5,175万人の韓国では劇場で4人に1人は見たことになります。

特筆すべきは観客の57.9%が20~30代で、『ソウルの春』を見てどれだけ怒りイライラしたか、スマートウォッチの心拍数をSNSにアップする「心拍数チャレンジ」がブームになるほど。

韓国でこれほど旋風を巻き起こした『ソウルの春』ですが、どうしてこんなに熱いのか理由を知って見たら、日本人でもイライラすることまちがいなし!

この記事では、感想とともにその熱い理由を解説していきますが、現代史で知られていること以上のネタバレはありません。

また、現代史を知っている韓国でもこれだけブームになったので、現代史がネタバレになるというよりは、むしろ現代史を知って見ているからこそ、これだけ映画が刺さったと言えます。

ぜひ、背景を知ってから鑑賞して、心臓バクバクになってください!

日本公開日:2024年8月23日(金)

ソウルの春とは?

『ソウルの春』はチェコスロバキアの「プラハの春」に由来した、民主化の動きが高まった時期、一連の民主化運動のことで、この映画では「ソウルの春がなぜ来なかったのか、どのように終わったのか」が描かれています

この記事を書いた人

韓国在住10年。ほぼ毎日韓国ドラマ、映画三昧です。特に作品性が高く、メタファーや伏線、隠れネタがあるものが大好物。映画をテーマに卒論執筆、映画・ドラマのエキストラ経験あり。

プロフィール

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『ソウルの春』あらすじと作品情報

『ソウルの春』poster
出典:영화 서울의 봄 포토
公開 / 時間 / 年齢制限2023 / 141分 / G
原題서울의 봄(ソウルの春)
監督キム・ソンス(『アシュラ』『FLU 運命の36時間』)
出演ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
あらすじ1979年12月12日、首都ソウル軍事クーデターが発生した日の一触即発の9時間を描く。

独裁政権だった朴正煕大統領が暗殺された10月26日以降、ソウルに新しい風が吹いたのも束の間、12月12日、保安司令官チョン・ドゥグァン(ファン・ジョンミン)が反乱を起こし、軍内の私組織を総動員して最前線の前線部隊までソウルに呼び込む。

権力に目がくらんだチョン・ドゥグァンの反乱軍と、それに立ち向かう首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)の鎮圧軍の間で、命を懸けた激しい戦いが繰り広げられる―
主な受賞歴
  • 第60回 百想芸術大賞(映画大賞 キム・ソンス監督、映画男優最優秀演技賞 ファン・ジョンミン、映画作品賞)

『ソウルの春』感想:ネタバレなし

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