韓国映画

【おすすめ映画】ポン・ジュノ監督が選ぶ、クリエイティブな影響を受けた映画10選

ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』を見ましたか?

この予想もつかない衝撃的なストーリーをつくった監督はいったいどんな映画を見てきたんでしょう?

世界的に権威ある映画雑誌 ”Sight & Sound : The greatest film of all time(2012)” で、ポン・ジュノ監督がクリエイティブな影響を受けた映画として選んだ10本の映画が、韓国の映画番組で紹介されていました。

※この雑誌は10年に一度、世界中の映画関係の専門家(監督や評論家、配給業者、研究者など)の投票で決められるランキングを発表しており、次回の”The greatest film of all time”は2022年。

【おすすめ映画】ポン・ジュノ監督が選ぶ、クリエイティブな影響を受けた映画10選

最近の映画は含まれていませんが、ポン・ジュノ監督がどんな映画に影響を受け、クリエイティブな発想につながっているのか、参考になりますね。

それに、ポン・ジュノ監督が選んでいるからにはおもしろい映画にちがいない!!ということでリストアップします。

というか、どれも見ごたえあっておもしろい映画ばかりです!!

これは!と思ったらぜひチェックしてみてくださいね。

パンダ夫人
パンダ夫人
昔の映画もおもしろい作品がたくさんあるね

ポン・ジュノ監督が選ぶ、クリエイティブな影響を受けた映画10選

紹介されていた順番で並べていますが、全体的に見るとやっぱりポン・ジュノ監督らしく犯罪劇やサスペンス、スリラー系が多いですね。

ホウ・シャオシェン監督『悲情城市(1989)』

公開 / 時間 1989 / 159分
原題悲情城市
監督ホウ・シャオシェン
出演トニー・レオン、チェン・ソンヨン、カオ・ジエ、シン・シューフェン
あらすじ

1945年8月15日、台湾は51年間の日本統治から解放された。

日本統治の次には中国国民党政府が台湾を治めていたが、二・二八事件が勃発、多くのデモがおこり、国民党政府が台湾の民衆を武力鎮圧した。

それから台北を臨時首都に定める1949年まで、激動の台湾を舞台に生きたリン一族の物語。

1989年のヴェネツィア国際映画祭で、中国語圏の映画では初めて金獅子賞を受賞した作品で、約2時間40分の超大作。

ある家族の歴史を追っていながら、その時代の台湾の歴史も描かれていて、これは台湾の人にとって国民的映画というのも納得ですね。

まるでこの時代を生きたリン一族、台湾の人々の叙事詩のようでした。

波乱万丈なリン一族、こうした歴史に翻弄された家族はなにもリン一族だけでなく、実際にはどの家族にも同じような歴史があって、そしてどの時代でも誰もがこの映画の主人公のように時代を生きているんだと感慨深かったです。

この映画では複雑な編集はなく、俯瞰的な視線で淡々と話が進みますが、ときどき入る4男とヒロミとの筆談のやりとりがストーリーに深みを与えてくれていてよかったです。

どんなことがあっても、人は変わらず毎日ご飯を食べて生きていく。そんな強さを感じた壮大な映画でした。

 

※今現在、この映画はVOD配信、レンタルされていないので、なかなか見るのが難しいです…。

『悲情城市』は登場人物も多く、その時代の背景を知らないとよくわからないまま終わってしまうので、予備知識を入れてから見るのをおすすめします。

二・二八事件

黒沢清監督『CURE(1997)』

公開 / 時間 1997 / 111分
原題CURE(キュア)
監督黒沢清
出演役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈、洞口依子
あらすじ

娼婦が惨殺される事件が発生。被害者は鈍器で殴打後、首から胸にかけてX字型に切り裂かれていた。

犯人は現場で逮捕されたが、動機を覚えておらず、その手口さえ認識していない。刑事の高部は、同様の事件が相次いでいることを訝しがり、友人の心理学者・佐久間に精神分析を依頼する。

しかし何故、無関係なはずの犯人たちが同じ手口で犯行を行うのか、そしてそれを認識していないのか、その手がかりは掴めない。

高部は、精神を病んでいる妻との生活と、進展しない捜査に翻弄されて疲弊してゆく。

出典:CURE-Wikipedia

怖い。精神的に怖い。

最初は重い殺人なのに、明るいテンポの音楽が流れたり、殺人もなんでもないようにあっさりと実行したりと、相反する軽い感じがまた独特なおもしろみがありました。

でも、後半になるにつれてどんどん重く、深みに入っていきます。

まるでフラッシュのような編集や頭の中に鳴り響くような音、幻想が入り混じって、次に何が起こってしまうのか怖くて薄目で見てました…

後半は特に残虐なシーンがあるわけではないんですが、殺人てんこ盛りの前半よりも後半、特に終盤が精神的に怖かったです。

火や水のエレメントを追っているこっちまで息をのんでしまうように集中して、何か人間の闇の奥をのぞくような、そんな人間の闇に深入りしたら、もうあなたも催眠にかかっているかもしれません…

ともかく終盤の展開、ラストも語りたいところですが、ネタバレになってしまうので我慢我慢。これはポン・ジュノ監督がインパクトをうけたのも納得の映画でした。

黒沢清監督を世界に知らしめた作品。

パンダ夫人
パンダ夫人
人の心が一番怖いのかも…

キム・ギヨン監督『下女(1960)』

キム・ギヨン監督『下女』ポスター

出典:NAVER:하녀

公開 / 時間 / 年齢制限1960 / 111分 / R15
原題하녀(下女)
監督キム・ギヨン
出演キム・ジンギュ、イ・ウンシム、チュ・ジュンニョ
あらすじ

紡績工場で音楽を教えているピアノ教師の夫は妻と足が不自由な娘、息子と幸せに暮らしていた。

夫は女工たちの間で人気が高かったが、ラブレターをもらっても相手にすることはなく、家族一筋の夫だった。

家が広くなり妻が病弱なため、下女を雇うことにしたが、いつも窓の外から家庭やピアノを見ていた下女はそんな夫に近づいていく…

ついに念願のこの作品見ました!!!

かなりおもしろかったです!まるでヒッチコックのような感じです!!

ストーリーはなんともえげつない話なんですが、どんどん展開していって話に引き込まれてしまいました。伏線もうまくはられているし、ある程度のあらすじは知っていたものの、それでも衝撃的でした。

場面のほとんどは家の中で、主な登場人物はそんなに多くないのに、次に何が起こるか本当にハラハラしました。

それに今まで見たことないような構図、カットがけっこうあって、白黒とはいえ、かなりのインパクトがあります。これまた衝撃的。

雨、雷、階段。狂ったピアノの音。窓からのぞく顔。女って怖いです。

ポン・ジュノ監督が『パラサイト 半地下の家族』はこの映画の影響を受けているというだけあって、共通する要素がありますね。

>>>『パラサイト 半地下の家族』白黒版を公開する理由:なぜ今モノクロか?

パンダ夫人
パンダ夫人
これは映画監督たちが影響を受けるはずだわ~

パンダ夫
パンダ夫
子役の男の子は名優、アン・ソンギだったんだね~

※今現在、この映画はVOD配信、レンタル、DVD販売もされていないので、なかなか見るのが難しいです…。

パンダ夫人
パンダ夫人
インターネットで検索してみると出てくるかも?

ジョエル・コーエン『ファーゴ(1996)』

公開 / 時間 / 年齢制限1996 / 98分 / R15+
原題Fargo
監督ジョエル・コーエン
出演フランシス・マクドーマンド、ウィリアム・H・メイシー、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・ストーメア
あらすじ

物語の舞台は1987年、ミネソタ州ミネアポリス。自動車販売店営業担当のジェリー・ランディガードは、多額の借金を抱えていた。

苦境を脱するために妻ジーンの狂言誘拐を企み、販売店の社長を務める裕福な義父のウェイドから8万ドルの身代金をせしめる計画を立てる。

ジェリーは自社整備工場のメカニック、シェプから紹介された、カールとゲアという二人のチンピラと、ノースダコタ州のファーゴの酒場で打ち合わせをし、身代金を山分けすることとして、さらに販売店から持ち出した車を仕事用兼報酬の一部として引き渡す。

出典:ファーゴ-Wikipedia

おかしくて、悲しい。

確か映画のキャッチコピーもこんな感じだったような気がします。

田舎のあたり一面雪で真っ白なところへポツンと倒れている死体。シリアスな状況でドアを閉めたら、おかしなポスター。町の入り口に立っている斧をもった銅像。飛び出た足。

なんだかシュールで、ちょっとおかしいんですが、悲しい

ただの狂言だったはずが、話がどんどんおかしな方向へ、悪い方へ悪い方へすすんでいき、予想もしてない最悪の結果になってしまいました。

この狂言をたくらんだジェリーは、そこまで悪い人でもなく、普通にいい夫だったはずなのに、少しの気の迷いでこんなことに…、この夫婦と犯人を追っていた警察官夫婦が対照的でした。

映画の冒頭で、実際にあった事件に基づいていると書かれていますが、実はこれ自体も違かったというのがこの映画の最大のオチ。(ただ映画を見ただけだとわかりませんが、映画公開後、そう明かされた経緯あり)

アカデミー賞では主演女優賞と脚本賞、カンヌ映画祭では監督賞を受賞。

BGMがどうしても”無印良品”っぽく聞こえてしまうのは私だけでしょうか…笑

アルフレッド・ヒッチコック監督『サイコ(1960)』

公開 / 時間1960 / 109分
原題Psycho
監督アルフレッド・ヒッチコック
出演アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン
あらすじ

金曜日の午後、アリゾナ州フェニックスのホテルで、地元の不動産会社のOLのマリオンは恋人サムと情事にふけっている。

カリフォルニアで金物店を営むサムは、経済的な理由でマリオンとの再婚に踏み切れずにいる。

職場に戻ったマリオンは、客が払った代金4万ドルを銀行まで運ぶことになるが、彼女は札束を持ったまま、車でサムのいる町へ向かってしまう。

出典:サイコ-Wikipedia

10年以上ぶりにこの映画を見ましたが、鳥肌たちました。

なんとなく感覚は覚えていたものの、いまだにシーンが新鮮で強烈

映画が始まるところのグラフィックや音楽からして、今見ても十分に楽しめるし、なんといっても有名なシャワーシーンや構図が本当に印象的。

「一度も見たことのない状態に戻って、何も知らずにこの映画を味わいたい。」

そう思わされるほど緊張感があって、この先どうなるかわからない不安や恐怖にハラハラしながら見て、その期待以上のエンディングが待っている映画。

もしまだ見たことがない人がいたら、ぜひ一生に一度は見てください!!

パンダ夫人
パンダ夫人
おもしろくて、あっという間に終わっちゃうよ

また、ジャネット・リーはこの後に紹介するオーソン・ウェルズ監督の『黒い罠(1958)』に出演しており、そこでもモーテルで印象的なシーンがあって、この映画にも起用されたとのこと。

ジャネット・リーもよかったですが、なんといってもアンソニー・パーキンスの演技には驚かされますね。

まさに不朽の名作です。

マーティン・スコセッシ監督『レイジング・ブル(1980)』

公開 / 時間1980 / 129分
原題Raging Bull
監督マーティン・スコセッシ
出演ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ、フランク・ヴィンセント
あらすじ

1964年、ジェイク・ラモッタはクラブのコメディアンだが、かつてはボクシングミドル級チャンピオンだった。

1941年、デビュー以来無敗を誇っていたジェイクは初めての屈辱を味わうこととなる。7回のダウンを奪ったにもかかわらず、相手に有利な判定で敗れたのだ。怒りの収まらない彼は妻や弟でマネージャーのジョーイに当たり散らす。

だが、そんなすさんだ心も市営プールで、まだ15歳のブロンドの少女・ビッキーと出会うことで癒される。2人はジェイクに妻子がいるのもお構いなしに交際を始める。

1943年にジェイクは当時無敵とされていたシュガー・レイ・ロビンソンを破るまでにまで戦績を挙げたが、直ぐに行われたリターン・マッチではまたしても不利な判定に屈する。

そこに取り入ってきたのが八百長試合を仕組む組織の大物・トミーであった。長らく彼の誘いを拒み続けていたジェイクであったが、タイトルマッチの誘惑に負け、承諾してしまう。

出典:レイジング・ブル-Wikipedia

ゆっくりとした音楽にスローでリングに立つボクサー、モノクロに赤い字が引き立つオープニング、最後の聖書からの引用の締めくくり。

ボクシングのチャンピオンがただ落ちぶれていく映画ではなく、マーティン・スコセッシ監督は当時の自分の状況を重ね合わせて撮影したそうで、その視点から見てみるともっと映画が深く感じられます。

そしてデ・ニーロがリングで殴られ続ける場面、血が飛び散り、吹き出し、ボコボコにされるシーンがかなりのインパクトで、あれだけ殴られても倒れない決死の姿やラストシーンもメッセージ性を感じますね。

なんといってもこの映画で、ロバート・デ・ニーロが怒り狂ったボクサーから心寂しき男まで、引き締まった体からだらしなく腹がでた体まで、体重の増減を27kgもして演じたのが圧巻です。

アカデミー賞主演男優賞受賞。

オーソン・ウェルズ監督『黒い罠(1958)』

公開 / 時間 1958 / 96分、109分、111分
原題Touch of Evil
監督オーソン・ウェルズ
出演チャールトン・ヘストン、オーソン・ウェルズ、ジャネット・リー、マレーネ・ディートリヒ
あらすじ

アメリカとメキシコの国境地帯にある田舎町のロス・ロブレス。

新婚旅行の途中にそこを訪れたメキシコ人麻薬捜査官のラモン・ミゲル・ヴァルガスと彼の新妻スーザンは、地元の有力者リネカー氏の運転する車が突如として爆発したのを目撃する。

事件が国際問題に発展するのを憂慮したヴァルガスは、スーザンをホテルに帰し現場の調査を開始する。

アメリカ側の捜査責任者として現場に現れたのは、ハンク・クインランと名乗る跛足で肥満した異形の老刑事だった。

クインランは担当した事件の犯人を必ず捕まえることで有名であり、警察関係者から凄腕の警部として崇拝されていた。

出典:黒い罠-Wikipedia

映画好きな人には必見の映画史に残る映画人好みの映画

3分以上続く冒頭の長回しや、オーソン・ウェルズが太く見えるように撮影されていたり、主演女優が撮影当時に左腕を骨折していた話など、事前に知っていたので楽しんで見ました。

とはいえ、何の予備知識なしに見ると、映像は「おっ!」と思わされるところがあるものの、話の筋がよくわからなくて、途中で「あれ?話がずれてる??」なんて思うかもしれません。

私も映像的なことやトリビアは知って見たものの、あらすじはほぼ見ていなかったので、途中で眠くなりかけました…。

でも、後半からまさかこんな話の展開になるとは!

オーソン・ウェルズ、マレーネ・ディートリヒの演技も強烈です。

純粋に映画を楽しみたい方はストーリーを読まずに見てみてください。

そして、映画好きな人はぜひ解説を検索してみてください。どれだけこの映画がのちの監督たちに影響を与えたかがわかります。

簡単にサクッとトリビアを知りたい方は黒い罠-Wikipediaを。

この映画は撮影後にいろいろと問題があり、3種類のバージョンがある珍しい作品。(劇場公開版、試写会版、修復版)

公開当時、アメリカでは全然評価されませんでしたが、ブリュッセル万博博覧会ではゴダールやトリュフォーらに高い評価を受け、最高賞をとったこの映画、ぜひ自分の目で感じてみてくださいね。

今村昌平監督『復讐するは我にあり(1979)』

公開 / 時間 1979 / 140分
原題復讐するは我にあり
監督今村 昌平
出演緒形拳、三國連太郎、ミヤコ蝶々、倍賞美津子、小川真由美
あらすじ

昭和38年。当時の日本の人々はたった一人の男に恐怖していた。榎津巌(えのきづ いわお)。

キリスト教カトリック信者で「俺は千一屋だ。千に一つしか本当のことは言わない」と豪語する詐欺師にして、女性や老人を含む5人の人間を殺した連続殺人犯。

延べ12万人に及ぶ警察の捜査網をかいくぐり、78日間もの間逃亡したが、昭和39年に熊本で逮捕され、43歳で処刑された。

映画ではこの稀代の犯罪者の犯行の軌跡と人間像に迫る。

出典:復讐するは我にあり-Wikipedia

なんとも生々しい映画でした。

実際にあった事件を描いていますが、その殺人シーンは手際がいいというよりは、力ずくで押さえ込んだり、格闘する様子がよけいにリアルで、死体の見せ方もインパクト大。

さらにベッドシーンというより”濡れ場”がけっこう多く、ただ見せるのではなく、なんというか構図が大胆で新鮮(?)、日本的な生々しさがMAXでこちらもかなりのインパクトでした。

一方で、冒頭のタイトルが出るまでの一連のシーンは静かに始まっていく感じなんですが、かなり映画に没頭するくらい引き込まれます。

殺人犯である主人公中心に話が進むものの、その父親と残してきた妻や、父親が信仰しているカトリック、島に住んでいた頃の記憶など、白黒答えを出すわけではないですが、殺人犯と父親との葛藤など複雑な環境が少しみえてきます。

ともあれ、これだけの味を出し、体当たりで演じきった俳優たちに感服します。

パンダ夫人
パンダ夫人
今、こんな味のある映画はないよね

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督『恐怖の報酬(1953)』

公開 / 時間1953 / 131分
原題Le Salaire de la peur
監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演イヴ・モンタン、シャルル・ヴァネル、フォルコ・ルリ、ペーター・ファン・アイク 
あらすじ

ベネズエラの場末の街ラス・ピエドラス。そこは職が無く、食い詰めた移民達が日々何もすることもなく暮らしている。

マリオ(イヴ・モンタン)もその一人であった。そこに、ホンジュラスからジョー(シャルル・ヴァネル)がやってきた。マリオとジョーは同じフランス人、意気投合しながら遊んでいた。

そんなある日、500km先の油田で火事が起きた。石油会社は火を消し止めるためにニトログリセリンを500km先の現場までトラックで運ぶことに決めた。安全装置のないトラックでニトロを運ぶのは命がけである。

そこで街の食い詰め者に2000ドルの報酬で運ばせることにした。 選ばれたのは、マリオ、ジョー、ルイージ(フォルコ・ルリ)、ビンバ(ペーター・ファン・アイク)の4人。(省略)

彼らは500km先の油田に無事たどり着けるか? その後の運命は?

出典:恐怖の報酬-Wikipedia

第6回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、第3回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した作品。

なんともすごい映画でした。

正直古い映画だし、最初は少し退屈な感じもしたんですが、いよいよ命がけの仕事が始まってからぐいぐい没入していきました。

絵的にはただトラックに乗って運転しているだけなのに、これだけおもしろい映画が撮れるんですね!

それぞれのキャラクターもしっかり描かれていて、運転していくうちに人間性が出て立場が逆転したり、ホラーのように恐怖を覚えるシーンもありました。

白黒ですが、だからこそ視覚的により効果的な場面もあり、構図も印象的で、おもしろかったです!!

1977年にアメリカでこの映画がリメイクされていますが、リメイクされるだけの内容でした。

パンダ夫人
パンダ夫人
一度はぜひ見てみて~

デヴィッド・フィンチャー監督『ゾディアック(2007)』

公開 / 時間 / 年齢制限2007 / 162分 / PG12
原題Zodiac
監督デヴィッド・フィンチャー
出演ジェイク・ジレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr、クロエ・セヴィニー
あらすじ

アメリカで1968年から1974年にかけて実際に起きた連続殺人事件、ゾディアック事件を描く。

アメリカでも最も有名な未解決事件で、現在も捜査中。

警察やマスコミに声明や暗号を送ってくる犯人を追う警察、新聞記者、そして彼らのそばで見ていた風刺漫画家のロバート・グレイスミスは、強い関心を持ち、独自調査をして犯人を追っていく。

最初の何気ないドライブデートがいきなりこうなるとは!

車が近寄ってきて、遠ざかる、そしてまたこっちに向かってくる、それだけなのにこんなに集中させられて、一気に映画にひきこまれましたね。

音楽の使い方も洗練されていて、カメラワークや構図もおもしろかったです。

考えてみると残虐な殺人シーンはいくつかあるものの、実は分量的にはそんなにないんです。

けっこう長い映画なので中盤やや中だるみした感もありますが、後半は犯人を追い詰めていくのに、逆に犯人に追われているような、どうなるかわからない怖さがありました。

未解決事件なので、最後にすっきり!というわけにいきませんが、単調になって終わりそうだった後半、ハラハラする緊張感、怖さを保っていたのがよかったです。


最後に:ポン・ジュノ監督が選んだ10作品は必見

10作品どうでしたでしょうか。

私も見たことがない作品の方が多かったので、順に見ていったんですが、どれも新しい発見があり、昔の映画でも新鮮な驚きやインパクトがあって、本当におもしろかったです!

ぜひ気になった作品は見てみてくださいね!

パンダ夫人
パンダ夫人
まだまだおもしろくて、いい映画いっぱいあるね

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