『パラサイト 半地下の家族』ですっかり世界的に名が知れ渡ったポン・ジュノ監督。
その非凡な才能はもうずっと前から作品に表れていました。
ポン・ジュノ監督の作品は、初めて見た時は予想もできない展開に驚かされ、時間を忘れて話に引き込まれてしまいますが、内容を深く知るほど、いろんなメッセージがつまっているのが魅力。
人によって好きな作品は違うと思いますが、
監督作品を全て見た私が自信をもっておすすめする、ポン・ジュノ監督のまずは見るべき作品をまとめました!
ぜひチェックしてみてくださいね。
どの作品もジャンルの枠をこえて、ポン・ジュノ監督の世界観がよくでてるよね
『パラサイト 半地下の家族(2019)』
言わずと知れたアカデミー賞4冠&カンヌの”パルム・ドール”を受賞し、映画史を変えた作品。
まだ見てない人は、ぜひこの衝撃を味わってほしい!!
見た人もメタファーについて知ったら、もっと深みにはまっておもしろくなりますよ!
ネタバレなし
ネタバレ解説
白黒版
『母なる証明(2009)』
ポン・ジュノ監督の隠れた名作と言われ、韓国の映画史的にも名場面といわれているオープニングは必見。
「実は〇〇の話だった」というサブテキスト的な脈絡があり、こちらも監督の深い意図を知るとはまります。
これまた予想もしていなかった内容に衝撃をうけます…。
ネタバレなし
ネタバレ解説
『グエムル-漢江の怪物-(2006)』
これはただの怪獣映画ではありません!
ポン・ジュノ監督の原点とも言えるいろんな要素がバランスよく入っています。
たぶん監督作品中、一番わかりやすく、エンターテインメントとしておもしろいです。
ネタバレなし解説
番外編:ポン・ジュノ監督が影響を受けた映画
ポン・ジュノ監督が選んでいるだけあって、どれも見ごたえがあっておもしろい作品ばかりです!
サスペンス・スリラー系が好きな方には特におすすめ!!
見ておきたい名作ばかりだよ!
最後に:『殺人の追憶』は?どの作品もポン・ジュノ監督らしい
ここになんで『殺人の追憶(2003)』が入ってないの?って思った人もいるかもしれません。
ポン・ジュノ監督の名を最初に広めたのも『殺人の追憶』だからです。
この作品は実際に韓国で起こった未解決事件を取り上げていますが、そのどこまでも暗く悲しく悔しい心情と降りしきる雨がとても印象的で、ファンも多いですよね。
特にラストのトンネルのシーンや最後の終わり方は監督らしいです。
ただ個人的に残虐な場面が苦手で直視できなかったところもあり、同じ理由でかなりグロい『スノーピアサー(2013)』はけっこう苦手なんですよね…。
でも、内容的にはこれまたユニークな設定に社会風刺・皮肉もたっぷり入っていて、いろいろ考えさせられる内容です。
興味のある方はぜひ見てみてくださいね。
これからの監督作品も楽しみです!
また追加してくよ~
ポン・ジュノ監督がプロデュースした『海にかかる霧(2014)』は『殺人の追憶』で脚本を書いたシム・ソンボが初監督をしています。
演出なのか、編集なのか…少し惜しい感じでしたが、名優ぞろいで、私のようなビビリにはその展開は何日もひきずる衝撃…。
こちらは実際にあった事件を基にフィクションに拡大されていますが、心理的耐性のない人は見ない方がいいです…。
【追記】ポン・ジュノ監督プロデュースでハリウッドでリメイク予定