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エロティックで文学的、映像美も秀逸な韓国映画3選

エロティックで文学的、映像美も秀逸な韓国映画3選

ここに紹介する映画は全てR18+の成人指定映画ですが、ただのエロい映画ではありません

確かにかなりの露出と大胆な演技が見れるため、エロティックな期待に添えるものばかりですが、それだけでは終わりません。

各作品ごとに、ストーリー展開がおもしろかったり、映像がとてもきれいだったり、考えさせられる内容だったり、何かがある映画です。

しかも今や韓国を代表する若手女優のデビュー作ばかりで(今は最初に脱いでしまうのか!)、出演している俳優たちも著名な名優たちが多く、見ごたえあります。

ちょっとエロティックだけど、文学的で映像美も秀逸な韓国映画をぜひ楽しんでくださいね!

パンダ夫人
パンダ夫人
ちょっとドキドキ

お嬢さん

『お嬢さん』ポスター

出典:NAVER영화

まずこの映画をすすめる前に言っておかなければなりません。

すごい刺激的..というか普通のエロティックな感じではなく、型破りな感じです…

『オールド・ボーイ』で世界に衝撃を与えたパク・チャヌク監督の作品だといったら伝わるでしょうか。

でも、ただのエロスではありません。

二転三転するストーリー展開が本当におもしろいんです!

『このミステリーがすごい!2005年版』の海外部門で第1位になったサラ・ウォーターズの『荊の城』が原作なので、そのおもしろさは保証付き

しかも、舞台を19世紀のイギリスから日本統治時代の朝鮮へ置き換え、パク・チャヌク監督の世界観が炸裂しています。

『お嬢さん』スチール写真

出典:NAVER영화

特筆すべきは舞台芸術。和洋とりまぜた美術が豪華絢爛ですばらしく、日本的な様式美も斬新だし、日本独特なエロスもあって、監督の造詣の深さに感心してしまいました。

パンダ夫人
パンダ夫人
日本語もたくさん使われてるよ!けっこう上手い!

また、エロティックな場面でも構図的によく考えられているので、汚らしくならず、芸術として昇華してしまっています。

当初サラ・ウォーターズは原作の表記を断っていたようですが、映画を見て気が変わり、5回も見るほど気に入ったそうです。

秀子お嬢様を演じたキム・ミニは第37回青龍映画賞で主演女優賞をとるなど、この年多くの賞を受賞。今や『ミスター・サンシャイン』で著名なキム・テリはこの作品が長編映画のデビュー作というから驚きです。(彼女も受賞多数)

パンダ夫人
パンダ夫人
大物新人だよね…

ハ・ジョンウはもう言うまでもなく、実力も人気もあるモテモテ俳優。

正直、ちょっと目をそらしてしまう場面もありますが、そんな状況でも笑わせてくれるのがハ・ジョンウの魅力でもあります。

おもしろさ
二転、三転するストーリー展開、その見せ方に感服
露出度+++
いろんな種類のエロやシーンが多いです
公開 / 時間 / 年齢制限2016 / 144分 / R18+
監督パク・チャヌク
原作サラ・ウォーターズ『荊の城』
出演キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ
簡単なあらすじ

子供の頃、両親を失って莫大な財産を持っている秀子お嬢様。彼女のところへ新しいメイドがやってくるが、メイドの正体は、有名な女泥棒の娘でスリの少女スッキ。

莫大な財産を手に入れるため、秀子を誘惑してお金を奪おうとする詐欺師である伯爵の策略だった。

伯爵とスッキは独自の方法で秀子の心を揺さぶろうとするが…お金と心を奪うために互いにだまされて欺き合うその結末は…?

見どころ・二転、三転するストーリー展開
・豪華絢爛で和洋折衷な舞台美術、日本的様式美、日本的エロス
・女優、俳優の演技力、体当たりの演技
こんな時におすすめ!おもしろくて刺激的、しかもかなりエロスな映画を見たい時

原作と映画は舞台も結末も違うので、読んで比べてみると2倍おもしろいですよ!

原作は19世紀のヴィクトリア朝のロンドンが舞台。舞台設定が違うのでまた別の話として楽しめます。『このミス 2005』海外部門第1位。

パンダ夫人
パンダ夫人
上下巻、読み始めたら止まらないよ!徹夜に注意~

ウンギョ 青い蜜

『ウンギョ 青い蜜』のポスター

出典:NAVER영화

『トッケビ』で一躍有名になったキム・ゴウンのデビュー作

とてもデビュー作とは思えない演技力で、韓国のアカデミー賞といわれる第49回大鐘賞で「新人女優賞」を、第21回釜日映画賞と韓国映画評論家協会賞でも「新人賞」を受賞しています。

この映画はぶっちゃけキム・ゴウンの大胆なヌードシーンに期待して観覧する人も多いです。

実際、そうしたシーンは大胆なのは確かですが、映画を見た後に感じることは、それよりも「老い」について。若さとは、あるいは「生」とは、「性」ということかもしれません。

最後、老人の心情で泣けました。

『ウンギョ 青い蜜』老人スチールカット

出典:NAVER영화

話題としては主演女優のキム・ゴウンにもっていかれがちですが、70代の老人を演じたパク・へイルも必見です。最初に「あれっ?特殊メイクで老人になってるのかな?」と思うんですが、肌の感じや動きがそれはもう本物のようでした。

途中で老人の若い頃が出てきた時は、ずっと見てきた老人の姿とは対照的に、若い姿が本当に生き生きしていて引き立ってました。

詩人である老人の世界は繊細で、儚い夢のよう

それでこの映画がただのエロス作品で終わらず、詩的で文学的な美しい作品になっている所以だと思います。

『トッケビ』でも高校生役を演じているキム・ゴウンは、正直すごい美人というわけではないですが、瑞々しく奔放な演技で、見ているうちに不思議と可愛くなって引き込まれてしまいます。

ただの美人よりもとても魅力的なのかもしれません。

パンダ夫人
パンダ夫人
これがデビュー作ってすごいね…

感受性
詩人の世界を追体験し、感受性を刺激させられます
露出度
露出も大胆だけどチラチラ見えそうなのがドキッ
公開 / 時間 / 年齢制限2012 / 129分 / R18+
監督チョン・ジウ
原作パク・ボムシン『은교』
出演パク・へイル、キム・ムヨル、キム・ゴウン
簡単なあらすじ

少女の爽やかな若さと官能に魅惑された偉大な詩人イ・ジョギョ。

師匠の天才的な才能に嫉妬し、野心を持った弟子ソ・ジウ。

そして偉大な詩人の世界に憧れた17才の少女ウンギョ。

互いに持っていないものを欲しがった三人が、嫉妬と魅惑で複雑に絡み合った先には…

見どころ・キム・ゴウンの瑞々しく大胆な演技力
・老人の心情と若かった頃の躍動感
・詩人の感受性豊かな視線
こんな時におすすめ!しっとりと、ちょっとエロティックな映画に浸りたい時

個人的には、この映画を見ながら谷崎潤一郎を思い出しました。設定や内容は違うんですが、何か『痴人の愛』や『刺青』と共通するエッセンスがあるような気がして。

パンダ夫人
パンダ夫人
ウンギョの原作は残念ながら翻訳されてないのね…

情愛中毒

情愛中毒ポスター

出典:NAVER영화

今まで紹介した映画と比べると、この映画が一番王道といえる”エロティックな恋愛映画”です。

この映画を知った時、「ソン・スンホン大丈夫?」って心配してしまいました。

今まで正統派の2枚目だったのに、そんな大胆に露出しなくても…って。

でも映画を見た後、意外にもソン・スンホンの印象はあまり変わりませんでした

彼の大ファンだったらショック受ける人もいるかもしれないけど、いやいや鼻血でちゃうかもしれないし、こればっかりは人によって違うので見てみないとわかりません。

とにかく、ソン・スンホンが「自分に対する先入観を壊したかった」という体当たりの演技で話題になった作品

普通は女優の方が体当たりの演技と言われるんですが、彼に関しては今まであまりに清廉潔白なイメージだったから特に注目されました。

もちろん、まだ新人だった女優イム・ジヨンもこの作品が長編映画のデビュー作となり、一躍知られるようになりました。エキゾチックな感じや、ちょっと慣れない演技がかえって華僑という配役に合っていましたね。

情愛中毒スチールカット

出典:NAVER영화

内容は不倫なんですが純愛です。

ソン・スンホンのイメージが変わらなかったのも、ちょっと内気でかっこいいんだけど、恋愛に不器用で純愛を貫く今までのイメージの延長線上だからでしょう。

2人の大胆な露出も、男女ともにナイスバディでほれぼれしてしまいます。(特に男性の体をきれいに見せてくれてるのも、この映画の特徴かも)

でも、あれだけ大胆なシーンであるにもかかわらず、いやらしすぎないのは2人が美しすぎるのか、BGMで生々しさを消してしまっているからか…。

あ、そうそう。

おせっかいな情報ですが、ソン・スンホンのはいていた白いブリーフに幻滅…なんてコメントをちらほら見かけましたが、軍人は服だけでなく靴や下着まで軍用のものを支給されるので、おそらく軍用パンツの設定なんじゃないでしょうか。(幻滅しないであげてね)

パンダ夫
パンダ夫
僕も兵役で軍隊にいた時は白いブリーフだったよ

個人的には、脇役で出演している”くせのある名優たち”が少しもったいなく、もう少しストーリーをひねって活躍させてほしかったのですが、これはこれでストレートな恋愛映画ということでいいのかもしれません。

また、背景となる時代、ベトナム戦争、エリート軍人、湿気が多い空気感、鳥かごに囲まれた異国な感じや、チークダンスにワイン、奥様たちの華やかな衣装など…、非日常的でエキゾチックな雰囲気がこの物語をより美しく見せていました。

純愛度
不倫だけど純愛、しかも初恋といってもいいのかも
露出度
男女ともにナイスバディで美しいです
公開 / 時間 / 年齢制限2014 / 132分 / R18+
監督キム・デウ
出演ソン・スンホン、イム・ジヨン、チョ・ヨジョン、オン・ジュワン
簡単なあらすじ

ベトナム戦争が終わろうとしていた1969年、英雄と言われているエリート軍人であるキム・ジンピョンは、上官の娘と結婚し何不自由なく暮らしていたが、人知れず戦争の後遺症で精神的に苦悩していた。

そこへジンピョンを慕う部下が配属され、夫婦が引っ越してくるのだが、誰にも言えない事情がある部下の妻ガフンにどんどんひかれていくジンピョン。

会ってはならない2人は、誰にも知られてはいけない情事にどんどんのめりこんでいく。

見どころ・主演男女のナイスバディと大胆な演技
・ソン・スンホンが恋愛にのめりこんで堕ちていく姿
・何気に豪華な脇役
こんな時におすすめ!王道のエロティックな恋愛映画が見たい時

ソン・スンホンが主演なだけに「こんなふうに愛されてみたい」など圧倒的に女性支持が多いのかと思いきや、主演女優が自分のタイプだとか、男の押さえ切れない気持ちに共感する男性もいるようです。

最後、エンドロールで曲とともに映像が流れるんですが、意外にも一番ジーンときました。

パンダ夫人
パンダ夫人
たまには王道の恋愛映画もいいかも

最後に:これからエロティックな3作品を見る方へ

ここでは「エロティックで文学的、映像美も秀逸な韓国映画」でくくりましたが、正直ここに入れようか迷った作品もありました。

これからまた新しい映画も出てくると思うので、随時更新していきたいと思います。

また、ここでエロティックな作品と言っていますが、おそらくどの作品もそれだけが先に話題になってしまったものの、どれも映画としてストーリーを楽しめる作品です。

ぜひ自分の時間に楽しんでくださいね。

パンダ夫人
パンダ夫人
韓国ドラマではキスとハグぐらいしか表現されないけど、映画は本当に大胆だなあ…

 

 

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